同性パートナーと部屋を借りるとき、不動産屋に2人はどんな関係として伝える?カミングアウトする?といった疑問について、管理人ハリコの経験や、周りのLGBT該当者の実話をもとにしたポイントをお伝えします。
賃貸物件探しの流れ
前回もご紹介した全体の流れは以下となります。
- 部屋の条件決め
- 必須条件、希望条件を分ける
- 探す・検索する
- 不動産屋に問い合わせ
- 物件見学
- 申し込み、契約
- 引っ越し
- 手続き
本記事では第三回として、「④不動産屋に問い合わせ」についてご紹介していきます。
④不動産屋に問い合わせ
ネットで調べて気になる物件があったら、とりあえず問い合わせ。「他にもいろいろ良い物件あるので、とりあえず来てください」と言われることもありますよね。
きっと常套句なんだろうとは思いますが、おとり物件の可能性ありです。
おとり物件とは、実際は空いていないのに呼び込むために掲載している物件です。広告ですよね。それっぽいものに私も何度か引っかかりました。。
時間がなくて、問い合わせ物件以外に興味がない場合などは、おとり物件に引っかからないためにも現地待ち合わせを申し出るのもいいですね。
不動産屋に来店
管理人ハリコは、不動産屋には必ずパートナーと2人で来店していました。
2人の間柄の設定は、「お金を節約して職場の近くに住みたい、シェアハウス希望の友人同士(共通の趣味あり)」です。
たまにですが
などと、親しみを込めてか謎に詮索してくる担当者もいるのですよね。
と思っていました。
今考えると、大家さんの心配事である「家賃をちゃんと支払ってくれるか」を左右する「居住者同士がどのくらいの繋がりの深さなのか」を、不動産屋担当者が大家さんに伝えるために軽く見定めていたのかしら、と素人考えで思うわけです。
この不動産屋来店時でのポイントは、「関係性をどのタイミングで、どの程度言うか」です。
2人の関係性
聞かれなければ同性カップルであることを伝えなくても大丈夫です。
実際、管理人ハリコたちも同性の友人として住んでいます。これは関係性を偽ったわけではなく、特に関係性を聞かれなかった、つまり不動産屋の担当者含め、大家さんがさほど入居者の関係性を気にしていなかったからです。
収入面で問題なければOK、というスタンスの大家さんもそれなりにいると思います。
ただ、前回の第二回「検索編」に書いた通り、どれだけ入居者の関係性を重視するのかは大家さんと不動産屋の担当者次第です。
もし「カップルではOKだが、友人はNG」の物件に当たった時には、同性カップルであることをカミングアウトしても良いと思います。というか、する方が絶対良いです。
カミングアウトしていない、したことがない方々は気が引けるかもしれません。けれど、大家さんは顔を合わせる機会などほぼないですし、不動産屋の担当者も家探しでたまたまやり取りしているだけです。
その方に対してカミングアウトすることで、生活に影響することはほぼ無いに等しいです。ここはビジネス的なスタンスで全く構わないと思います。
カミングアウトしても審査で通らなかった場合は、もうそれは大家さんのスタンスですので、潔く諦めるしかないでしょう。
まとめ
「④不動産屋に問い合わせ」の過程で大事なポイントは以下の2つです。
・聞かれなければ「友人同士」でOK
・「カップルOK、友人NG」の場合は、カミングアウトしてみる
以上、同性カップル賃貸家探しのポイントの第三回でした。
前回までの記事はこちらです。