この前新しく下着を買ったのですが、いつも同じような色ばかり選んでしまうんですよね。これってみんなどうなんだろうとふと思い立って、下着の色について検索したんです。
スマホで「勝負下着は何色?」という非常に興味深いページを見つけたので、どれどれと読み進もうと思ったのですが、うげー何だコレと、気持ち悪さのあまり思考が停止してしまいました。
きっと誰もが経験したことのある、色認識と脳内混乱について書いてみました。
色と脳内認識が合ってない、気持ち悪いグラフ
これが実際のページです。
PCとスマホで見た目や色が違うので、スマホ版のキャプチャを貼ります。
どうですか?
えーっと、「下着が黒」なのが「紫で表示」されていて、、
「下着が黒」なら、グラフも「黒で表示」されていてほしい。きっと自動で生成されるツールだかシステムを使っているのでしょうか、閲覧者からすると混乱するし、内容がスッと入ってきません。
性別表現の色
たまに見かけるこんなグラフも気持ち悪いです。「性別による○○の推移」とかそんなグラフタイトルの例です。
えーっと、「青が女性を表示」しているのか。つまり段々増えているのは「青、つまり女性」の方で、、
色認識
赤青グラフの例では、とっさに頭で処理する組み合わせとしてはもちろん「青:男性」「赤:女性」ですよね。この自然に成される色認知が逆になっているものを見ると、一瞬にしてプチ混乱するんです。
つまり脳内で「”これは自然な色認知とは違うぞ”という警告意識」と「”色と表現したい対象”を一致させ続ける意識」この両方を、同時にかつ意図的に持ち続けないといけないので脳がムダに疲れてしまう。これが気持ち悪さやイライラを発生させるんですね。
トイレの表示マークの色
トイレの表示マークの色が逆だったら、の例です。どこか海外だったか、こんなマーク実際に出会った記憶があります。
(画像引用元:トイレの男女別標識について)
トイレの表示の色が逆だったら、日本人は間違えて入ってしまうという実験もあるみたいです。確かに、とっさに見ている物って「色>形」だったりするかも。
言葉で説明すればいいや、では済まないんですね。私もこのトイレの標識画像がトイレの入り口に貼ってあったら、男性の方に入ってしまいそうです。。
グラフなどは、色とテキストだけに認知を頼ることになるので、色がより重要な要素といえますね。
まとめ
色によるプチ混乱ってものすごく気持ち悪いしイライラする。この一ユーザーの思いを身にしみて感じた今回の下着検索行動でした。
こういったものがWebや印刷物の中にあることで、(Webなら)ユーザビリティの低下を招きますし、(特に印刷物なら)クオリティの低さを感じてしまうかも。当たり前の論理なんですけども。
実は先に出した男女の赤青グラフ、私が新人の時に似たような資料を作ったことがあったんです。恥ずかしながら上司に言われるまで全く気づかなかったんですよね。
このような人間工学に反したものを作らないために、私たちノンデザイナーも意識して色々作らないといけないなぁ。と思いました。